大量創作、大量消費

ぼく、創作のなんなのさ

赤と黒(新潮文庫版) /スタンダール

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(画像はAmazonより)

 

「タイトルは超有名で聞いたことがあるが読んだことが無い」シリーズ第一弾。

私用で忙しく、あまり読書する時間が無かったためかなり読破するのに時間がかかってしまった二冊。

かなり間を空けて読んでしまったため正直あまり覚えていないという…大層な感想文も書けそうにない…(このブログの目的(読書記録)を一発目から吹っ飛ばしてしまいそうですな…)

 

 ネタバレというほどのネタバレも書くつもりはありませんがとりあえず畳みます

 

一番印象に残っているのが「ジュリアン(主人公)が美少年である」という記述が妙に多かった事(笑)。”美少年のカン”という記述に思わず笑ってしまったのは秘密だ。

いやあ、まあ、オタクとしては大歓迎なんですが美少年…

 

小説の内容としては、貧しい農家の末っ子に生まれた青年が、持ち前の美貌と記憶力と権力への情熱でのし上がっていく話…であろうか。

この小説は恋愛パートが大部分を占めているし、当時の世俗の風刺としても書かれているようなのであまり言い当て妙ではないかもしれない。

 

著者は「恋愛論」を書いているだけあって、恋のかけひき,恋愛描写が絶妙だった。

ヒロイン?は二人なのだが、正反対の二人とどう仲を築いていくかが上手いなあと思った。私個人的にマチルダちゃんの方が可愛いと思ったのだが、巻末の解説を読む限り、出版された当時はレーナル夫人の方がうけていたよう…

 

この小説は当時19世紀フランスの世相や社会を風刺する役目もあり、貴族社会の描写や派閥の描き方が事細かに描かれていた。

高校時代に世界史を履修しておらず理解できない部分が多く教養のなさに少し悔しくなった。

 

読書期間が長期になり記憶が曖昧だったが、何故この小説が未だに読まれ続けているのか理解できる良い小説だった。

個人的なピークはジュリアンが牢屋にぶち込まれて社会が何だ権力が何だYO!!と自暴自棄になってるあたり()