大量創作、大量消費

ぼく、創作のなんなのさ

プラトニックチェーン(星海社文庫) / 渡辺 浩弐

f:id:rabbitof16bit:20151214015250j:plain

 

長い間が空いてしまったが読了。

一部で伝説(?)となっているゲームキッズシリーズ作者の作品。この『プラトニックチェーン』もゲームキッズシリーズと同じで一話五ページのショート・ショート形式となっている。

 

 

 

一話一話が短く感想が書けないので全体を通しての感想をば。

 

この本が観光されたのは2003年、ファミ通で当時連載されていた時期は2000年代初頭?もしかしたら90年代になるかもしれない。

ネット等がほとんど普及しておらず、まだまだ世界がアナログだった時代にこれだけ書けたのだから凄い。「最近出た本です」と言われても信じてしまうだろう。

全ての場面がカメラに捉えられ、人々が手軽にネットで繋がり合い全てが分かってしまう時代……限りなく現代に近い未来。それだけの材料で100話も書けてしまうのも凄い。

 

ネットや技術の進歩は私たちに豊かな生活を与えてくれただろうが、つながりが広く強くなっていくほど人間関係が歪み、軋んでゆく。

そんな負の面を描いてくれたのではないだろうか。

 

最終100話の詩?歌?は読んでいてゾクゾクした。ネットに心酔している様を茶化して笑っているような…

 

ゲームキッズシリーズでも「予言」と呼ばれていた本ではあるが、メール主体のコミュニケーションであったり、スマホが登場しなかったりと予言しきれていない部分もある。未来は未知数だ…